注文住宅の外壁はメンテナンスも考慮して長持ち部材がおすすめ
こんにちは☆スロットパパさんです。
注文住宅を建てるとなると色々と悩むことだらけで、決めないといけないことも多くて大変ですよね。
うちはタマホームで注文住宅を建てて10年となり、メンテナンスの時期となってきました。
建てた当初は選べる外壁の中から一番イメージに合う外壁ってことで選びましたが、外壁メンテナンスをすることになって、こんな選択肢も検討しておいても良かったかなとか、こうしておけばメンテナンスも楽だったのかなといったことがあったので、外壁選びに悩んでる人の参考になればということで、記事にしておこうと思います。
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外壁の種類によって耐久年数もメンテナンスサイクルも変わってくる
外壁の種類によって耐久年数もメンテナンスサイクルや注意を払うべき箇所が変わってきます。
建てた当初は「外壁としてはメンテナンスが定期的に必要になってきますよ」と簡単な説明だけ聞いて、すっかり忘れてたなんて人が多いかと思いますが、気がつくとその時が来てしまうのです。
基本は自分の家でも使っていて圧倒的多数の家が採用している窯業系サイディングについて説明しますが、その他のサイディングについても簡単に触れておきます。
窯業系サイディング
圧倒的に多い外壁というのが「窯業系サイディング」となります。
最近の建物では実に8割が窯業系サイディングを外壁に使っているとのことです。
窯業系サイディングのメリットとしては
・デザインが豊富
・耐火性がある
・工場製造のパネルのため品質が安定
・工期が短い
・値段も高くはない
ということで多くの家で採用されています。
デメリットとしては
・コーキング材の劣化も考慮しないといけない
・表面の防水性能がなくなる前にメンテナンスが必要
といったところが挙げられます。
モルタル
塗り壁ということで昔の主流の工法であり、最近でも南欧風の家を中心に採用されています。
メリットとしては
・継ぎ目が無いので様々な形状に対応できる
・様々な工法で表面の風合いを選べる
・耐火性がある
デメリットとしては
・職人仕事なので人による技術の差が出る
・工期が長め
・汚れが目立ちやすい
・ひび割れができやすい
といったところが特徴になります。
金属サイディング
金属サイディングとは金属板を成形して、断熱材で裏打ちした外壁材で、表面の金属板の種類としては、溶融亜鉛メッキ鋼板・ガルバリウム鋼板・アルミニウム合金などがあり、金属板の種類によって耐久性やコストに大きな差があります。
軽量な外壁材ので、今ある外壁の上から重ねて施工する重ね貼りにも使用されます。
メリットとしては
・水、ひび割れに強い
・メンテナンスサイクルが長い
・軽い
デメリットとしては
・設置コストが高い
・へこむ可能性がある
といったところがあります。
寒冷地で特に多く採用されその他の地域でも注目されている材料です。
余談ですが、我が家では最終的に金属サイディングのアルミサイディングで築10年目での外壁メンテナンス(外貼りのカバー工法)をすることになりました。
窯業系サイディングのメンテナンス時の注意点
近年一番メジャーな外壁材となっている窯業系サイディングは、お洒落で多様な外壁デザインを選べる上に工期も短いということもあって、多くの住宅で用いられています。
自分もそうだったのですが、最初に外壁を選ぶ時は完全に好みだけで選んでいました。
好みで選ぶのはもちろん良いことなのですが、メンテナンス時期になってみて、外壁の種類に応じて修繕する際の選択肢の種類や適した材料が変わってくるなと感じたので、いくつか注意ポイントを挙げておきます。
単色ではない外壁
うちの外壁は石積っぽいデザインのサイディングで部分的に色がついているものになっています。
上の写真が自分の家の外壁なのですが、日が当たることで少し色落ちしたのかあまり色の差が無くなってる気もしますね。
複数色のタイプのサイディングで元の色を活かそうとするとクリア塗装を選ぶことになるとおもいます。
しかし、うちのように既に色褪せてきているとなるとクリア塗装をしてもやや色褪せした状態を維持するということになります。
もしくは一色塗りをするという選択肢もありますが、色味の変化があることがポイントとなるような外壁材を一色で塗りつぶしてしまうというのもなんとも残念な感じになってしまうということで悩ましい限りですよね(汗)
ということで複数色で塗装されているようなデザインのサイディングを選ぶ場合は10年後、20年後のメンテナンスプランをどうするかというのも考えておいた方が良いと思います。
一つのプランとしては
10年目のメンテナンスでクリア塗装
↓
20年目のメンテナンスで一色塗装
↓
30年目のメンテナンスで外壁張り替え
というのが新築時に住宅メーカーから提案されていたのでそのようなプランもありかと思います。
あと、クリア塗装をするにしても極力艶消しのクリア塗装にした方が外観の良さは維持できるような気がします。
意識して築10年くらいを過ぎてそうな家を見てみると、クリア塗装をしたっぽい家をたまに見つけるのですが、テッカテカにニスを塗ったような見た目になっていて、確かに外壁の色合いは維持できてはいるけど、ここまでテカテカになってしまうのだったら微妙だなって思う家が近所でも何件かあったのでクリア塗装をするのにもできるだけ艶消しの塗料を選んだ方が良さそうだなと感じました。
濃い色の外壁は部分的な色褪せが目立つ
自分の家の外壁は淡い茶色といった色合いなのですが、それでも新築時の色合いから比べると若干色落ちしたような気がします。
表面のコーティングが劣化した場合に起きるチョーキングとかは発生していないのでまだ防水性能はあるのですが、紫外線によって色合いが少し褪せてしまったようです。
分譲地なので同じタイミングで建った家が並んでいるのですが、黒とか濃いグレー、焦げ茶色といった濃い色のサイディングの家はうち以上に色褪せ具合が顕著にわかる状態になってしまっています。
一番日が当たるベランダと一階で比べて全然色が違ってしまっていたり、日が当たる南側とあまり当たらない東側の壁で大きな色の差が生じてしまっているというのが現状です。
あそこまで部分的な色褪せが目立つとクリア塗装をするのは微妙になってくるので一色塗りになってくるのかなと思います。
なので、濃い色の窯業系サイディングにしたいという場合は後に一色塗りにしても良いかなと思えるデザインの外壁を選ぶのが良いかと思います。
レンガ調の凹凸箇所がくっきりわかるようなデザインなら塗装で二色塗りをするという選択肢もあるので塗装方法を考慮した上でサイディングを考えておくこともした方が良いと思います。
コーキングは10年毎の打ち替えが推奨
窯業系サイディングにはサイディングとサイディングの隙間を埋めるコーキング材(シーリング材)が使われています。
このコーキング材の劣化もメンテナンスの際にはケアしなくてはいけない要素になります。
自分の家の10年点検ではコーキング材の一部に劣化箇所があるという診断でした。
ご近所さんを見ると、同時期に建てた家でも自分の家以上にコーキングに隙間が空いている家も複数件あったのでやはり10年くらいがコーキング材のメンテナンス時期の目安になると思います。
コーキング材の劣化箇所だけDIY で補修する人もいるようですが、足場がないと届かない場所であったり、そもそも自分でやるのも不安ということで外壁メンテナンスで足場を組むのに合わせて対応しておきたいところですね。
新製品で耐久年数30年コーキング不要の窯業系サイディングも
記事を書く流れで最近のサイディングはどうなってるのかなと調べたところ、自分が建てた10年前にはなかった新製品も出ていて選択肢は増えているようです。
気になったのはニチハ株式会社の「プラチナコート30」というバリア性も高めた上にコーキング材も不要な窯業系サイディングが出てきているとのことでした。
ホントに30年維持できるのであれば、100万円初期費用が高くなるとしてもやる価値ありだなと思います。
これから家を建てるという方や外壁を張り替えるという方はそれらの新製品も検討要素にいれてみてはどうでしょうか?
まとめ
外壁をこれから決めようという人は好きなデザインであることにプラスして、メンテナンスする際のプランも考慮して選んでおくことが大事になってきます。
それによってメンテナンスがしやすくなったり、トータルコストが抑えられたりします。
最初から30年維持できる外壁を選べるなら初期投資が100万円高くなったとしてもトータルコストとしては安くつくと思うので、見積り時にメンテナンスコストも合わせて他の材料とのコストの差を見て比べて見てください。
自分は新築時に10年くらいでのメンテナンスが必要な外壁を選んだので今のタイミングで張り替えという選択肢は無いですが、新築時にその外壁が選べてたらそれにしておきたかったなと思います。
10年でメンテナンス推奨の外壁材となっても、その後のメンテナンスプランを考えておくことで、トータルコストを抑えられるような選択をしていきたいところですよね。
正直家を買っちゃえば後はローンを返すだけと思っていましたが、35年の住宅ローンを払ってる最中にメンテナンスでもローンを組むことになってしまうので、コストを抑えつつ安心のマイホーム生活を送れるプランを立てていかないといけないなと思います。
では色々と調べたり比べたりで大変ですが頑張っていきましょう☆
あと記事を書いていく中で知ったのですが火災保険が適用できるかどうかの調査を外壁工事をする前にやっておけば良かったなというのが後悔ポイントなので、外壁塗装を考えてるって場合は最初に保険がおりる可能性があるかの調査をやってみるのが良いと思います。
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