自分も親になると子供のことで日々忙しく時間が過ぎて行きますよね。
いつかは自分の親の介護なども発生するのかもしれないですが、お墓に関しても考えなくてはいけない時がくる可能性があります。
我が家ではお墓が車で3時間くらいの場所にあり、近年では毎年の墓参りはできなくなっていて数年に一度親が行っていて、自分が行ったのは何周忌とかの時に5年以上前に行ったのが最後になります。
実家の親と話をするときによく
「元気なうちにお墓近くに移した方が良いんじゃない?」
という話題が何年も出ていたのですが昨年やっと親も動いて隣の市にお墓を移すことができました。
実際にお墓を移す手続きをしたのは父ですが、聞いてた情報と自分でも調べたこともあるので、お墓を移す際の注意点等を記事にしておこうと思います。
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お墓を移す際の必要事項
お墓を移す際には以下のような工程が発生するので結構な手間と時間を要することになります。様々な手続きや手配が発生してくるため漏れのないように計画しないといけません。
・新しい墓地を決める
・新しい墓地のあるお寺、霊園の管理事務所から受入証明書を発行してもらう
・古い墓地を墓じまいすることを古い墓地の管理者に相談し閉眼供養や工事の日程を決める
・古い墓地のある市区町村役場で、改葬許可申請書などの必要書類を取得し、書類作成
・古い墓地の管理者に改葬許可申請書等への押印してもらう
・古い墓地ののある市区町村役場で改葬許可申請をし、改葬許可書をもらう
・改葬許可書を新しい墓地管理者に提出
・古い墓地で閉眼供養を行い墓石移転の工事を行う
・新しい墓地で納骨し開眼供養を行う
お墓移転時はお寺や親族とのトラブルに注意
お墓を移転するのは上で書いたように多くの手続きがあるためスムーズに手続きがすすめられるようにしたいところです。
うちの父がお墓の移転をするのに腰が重かったのも工程の多さを知って納得といったところですが一応トラブル無く移転が完了しました。
父が懸念していたのは改葬元とのトラブルでお寺の住職が改葬に協力してくれない場合があるというものでした。
調べてみるとたしかに近年の檀家の減少に伴ってそういったトラブルの事例があるようですが、そこは事前の相談や連絡をしっかりとしておけばトラブルとなるリスクは減らせると思うので、関係する人への連絡はしっかりとしておかないとですね。
お墓の移転時には永代使用料は返還されないことが多い
お墓を移転するのだから最初に払った永代使用料を返してもらえるのかという疑問を持つ人もいるかと思います。
一般的にはお墓を移転するとしても永代使用料は返ってこないことがほとんどということで、契約書にもお墓を移転しても永代使用料を返還しないと書かれている場合が多いとのことです。
ここに関しては契約書なんて知らないとか主張してスムーズな移転の妨げになるような事は控えて、円滑なお墓の移転を実現することを優先したほうが良いと思います。
お墓の移転は親が元気なうちに
お墓が遠いのでなかなかお墓参りにも行けないので気がかりだという場合は、お墓の移転を早めに検討しておいた方が良いと思います。
お墓の移転にかかる費用の総額は全国平均で200〜300万円というのが相場と書かれています。上で書いた様々な工程で費用がかかってくるのでかなり大きな出費となってしまいます。
子育て世代は教育費、住宅ローン、生活費でカツカツな場合が多いので余裕が無いですよね(うちもカツカツどころかマイナスです(汗))。
親がある程度の蓄えもあるという場合は時間の余裕も多いと思うので
「自分たちも今のお墓の場所だとお墓参りに毎年行けないからお墓移転しようよ」
と実家に相談してみてはいかがでしょうか?
うちの場合はうちの母親がメインとなって自分たち兄弟も父親に対して2、3年お正月等で実家に集まる際に父親に対してお墓の移転をすすめました。
そしてやっと隣の市の車で20分くらいの場所にお墓を移転することができました。
今までは数年に一度しか行くことがなくなっていたお墓でしたが、近くなった今は移転したばかりと言うこともありますが年3回訪れました。
やはりお墓は近くないとこまめにお墓参りにも行けないですし、親族が拠点を置く地域の近くにしておく方が良いですよね。
その際はできることなら親が元気なうちに親に移転をしてもらった方が上手くいくと思うので早めの働きかけをしておきましょう。
まとめ
お墓の移転というとなかなか身近な話題ではないと思いますが、いざ当事者になってから動くのは大変だし出費にも耐えられるかわかりません。
親が元気なうちに経済的にも時間の余裕もある親がやってくれるのならそれが一番助かると思うので、先のこととして放置しておくのではなく、早め早めの検討で下調べをして対策をしていかないとですよね。
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