10年点検後に延長保証をする場合に必要な費用は相場より高い
こんにちは☆
築10年で住宅メーカーの10年点検をする家は多くあると思います。
点検までは無料でやってくれるところが多いかと思いますが、そこで必要と診断されるメンテナンス工事については大抵の会社が有償になります。
その際に工事が必要なら工事をやってしまって、そのまま延長して今後もお願いしたいなというのが多くの人の気持ちなのではないでしょうか?
うちも延長できるならしたかったですが、なにせ金欠状態なので言われるがままに工事をするというのも抵抗があったので、色々と調べ結果的には節約するために延長保証は使わず、自分で必要なメンテナンスをするということを選びました。
今回、延長保証を悩んでいる人の役に立てばと思い、延長保証の費用等検討事項について記事にしておこうと思います。
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延長保証には外壁塗装・屋根塗装・シロアリ対策等必要なメンテナンスが条件に
ここに一生住むんだというつもりで気に入って買ったマイホームなのでできることなら同じハウスメーカーに保証をし続けてほしいと思いますよね。
しかし、多くの住宅メーカーでは保証が必要な10年を過ぎた後の保証については点検結果後に必要なメンテナンス工事を実施すれば延長が可能となるというシステムをとっている場合が多くなります。
一般的に10年の段階でメンテナンスが必要になるものとしては外壁塗装が多くの 場合に当てはまります。その他としてはシロアリ対策やスレート屋根であれば10年での塗装が必要になるケースがあります。
それらの必須となる追加工事をした場合、たいてい100万は軽く超える見積が出てきてびっくりすると思いますが、ある程度はしょうがない出費になってしまいます。
マンションであれば修繕積立金として毎月集められているものを戸建ては自己責任ということで修繕積立金に代わる費用として避けては通れない道になるのです。
延長保証をする場合はメーカー指定の工事で高くなる
住宅メーカーは家を売るだけが売り上げのすべてではなく、この延長保証時の修繕工事でも利益を上げるのが仕事になっています。
その際に会社自体で修繕工事を行う例は少なく、たいていの場合下請け業者に仕事を頼むことになります。
そして、その仕事を出す際にマージンをとって何割かを利益にするので、住宅メーカー経由での修繕工事はその分高額となる可能性が高くなります。
これが住宅メーカーに延長保証のための工事を依頼すると高くなってしまう理由で、どの住宅メーカーでも同じことが言えると思います。(複数メーカーの延長保証について調べてみたのですが、やはりどこも高くつくという記事ばかりでした)
少子化で住宅件数も減っていく中で企業が利益を増やすためには新築だけでなく、長期にわたるメンテナンスで利益を得ることが大事になってくるため、どこの住宅メーカーも延長保証に力を入れているわけですね。
足場を組むタイミングで一括メンテナンスの検討を
10年のタイミングで早急にメンテナンスが必要となるまで外壁や屋根が劣化してしまうということはほとんどないと思います。
しかし、明らかに劣化が見えてからの補修は逆に多くの費用がかかる可能性があったり、その部分だけではなく内部まで水が染み込んで大きな工事が必要になるということもあるそうです。
ということで早めの対策ということで足場を組んで外壁や屋根のメンテナンスをすることになるかと思いますが、足場の費用10万~20万くらいということで結構バカにならない値段がします。
必要経費として毎回組み込まれる足場のコストというのはできるだけ少なくしたいとこですよね。
劣化した箇所だけ直すために足場を組んでたりしたら、一回あたりの金額は少なくすむかもしれないですが、また5年後くらいで他の場所の補修が必要になってまた足場に10万以上かかるってことも考えられるので、少なくとも5年先くらいまでのメンテナンスを見越して一括でやっておくことが良いと思います。
劣化が見られやすいのがコーキング部分になる可能性が高いので、コーキングの補修に合わせて外壁、屋根のメンテナンスも組み込んで補修する家が多いとのことでした。
一番多い窯業系サイディングのメンテナンス目安は、メーカー推奨では10年以内となっているので見た目は大丈夫なように感じても、一回専門家の目で見てもらうのが安心のためには一番です。
しかも、点検は無料でやってくれるところが多いので、現状把握のためにも一回見てもらい複数社比較してみるのが良いと思います。
10年点検では大きな劣化はまだ見られないので状態としては良い状態ですと言われることも多いと思います。うちも10年点検では細かい劣化は指摘されませんでしたが、その直後に外壁業者で無料見積をしてみると思った以上に多くの箇所を指摘されました。
そのため、10年点検はあまりあてにせず、今後のことを考えて無料見積を使って専門業者にしっかり見てもらった方が、方針を決める上ではおすすめだと思います。
業者は劣化箇所を見つければ見つけただけ受注につながりやすいので本気で調べてくれるのはどっちかといったら専門業者の方が点検の信頼度は高いのではないかなと思います。
実際に一括見積もりをとった流れ等はこちらの記事に詳しく書いてあるので、こちらも合わせて見てみてください。
まとめ
10年点検後の延長保証を住宅メーカーから案内されると延長保証を悩みますよね。
安くすむなら喜んで延長してもらいたいところですが、実際はマージンを発生させて外注に依頼となることが多いため、延長保証のための必要な工事をお願いすると、マージン分相場より高くかかってしまいます。
そのため、ほんとに節約するなら延長保証の話を検討する前に、しっかりと外壁塗装や屋根塗装、シロアリ対策等の相場を知っておくことが必要になります。
長く住むうえでメンテナンスに費用がかかってしまうのはしょうがないことですが、その中でも賢く節約しながら修繕していきたいですよね。
延長保証の話を進めるべきか他で頼むべきかを考えるためにも、住宅メーカーでの延長保証の具体的な話を聞く前に一括見積もりで予備知識と相場を知って何を気にするべきかを把握して話を進めていけば、後になって後悔するという事態は防げる可能性が高くなります。
では色々と調べたり比べたりで大変ですが後悔の無い選択をするために必要なリサーチ頑張っていきましょう☆
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